文字式の利用はハードルが高い。
2年生の数学で文字式の計算を学習します。
複数の項からなる文字式同士のたし算とひき算。
複数の項の文字式と単項式のかけ算、わり算。
そして、分母の異なる分数の文字式のたし算とひき算の計算のやり方を習得します。
その後に、文字式の変形ができるようにします。
複数の文字からなる文字式を式の中にあるどの文字でも、
イコールとして表せるように練習します。
文字式を自由に計算できるようになっておくことが、その後習う連立方程式や一次関数の学習をスムーズに進めていくうえで大事です。
文字式の計算が自由にできるまで練習した後、取り組む課題は文字式の利用です。
この単元はハードルが高く、中間のテストで差がつく単元です。
「2つの自然数が2m-1、2n-1と表されるとき、2数の和は必ず偶数になることを
文字式を使って説明しなさい」という問題です。
次のような式を使います。
(2m-1)+(2n-1)=2(m + n-1)
次のような問題もあります。
「2けたの正の整数と、その数の十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数の和は、11の倍数になることを、文字式を用いて説明しなさい。」
栄翔塾では、オンリーワンというテキストを使います。
次のようにステップを踏んで学習できるようになっています。
- 偶数をnを用いて表せ。
- 3の倍数をnを用いて表せ。
- 10でわると7あまる数をnを用いて表せ。
- 十の位の数がa、一の位の数がbである2けたの数を、a、bを用いて表せ。
- 連続する3つの奇数を、整数nを用いて表せ。
栄翔塾では、このような種類の問題を学習しながら、文字式を利用した説明問題をできるようにしていきます。