正負の数で注意すること
中学校の数学のスタートの単元である「正負の数」は大事です。
習得しなければならないルールがいくつかあります。
- 正負の計算ができること。ー5+3=-2の計算ができるようになること。
- 符号を間違えずに( )をはずすことができること。
- 四則計算の順序が分かっていること。
この3つはまず大事です。
1 について、
3-2=1
3-1=2
3-3=0
3-4=-1
3-5=-2
上から順番に計算をしてねと言うと、結構できます。
3-5だけを計算してと言うと、計算ができない生徒がいます。。
また、
-5+3
の計算をよく間違う生徒もいます。
温度計を思い出させて、「昨日マイナス5度でした、今日はそれより3度上がりました。
今日は何度でしょう。」と答えを待ちます。
または、数直線を書かせて自分で納得してもらいます。
計算がなかなかできないのは、中学へ入るまでマイナスの数字に無関心であることなどが影響しているのかなと考えます。
2 について
)のはずし方は大事です。
+(+ )は+
+(ー )はー
ー(+ )はー
ー(ー )は+
にカッコをはずした後の符号が決まる、というルールを伝えます。
一旦は理解できた後に
教科書に出てくる「減法を加法になおす」という説明で混乱する生徒がいるので注意が必要です。
3 について
小学校の4年(下)の教科書で以下の計算ルールを学習します。
「+、ーと、×、÷とでは、×、÷をさきに計算します。」
この計算ルールを忘れている生徒がいます。
正負の計算ルールは理解できるのだけれど、式が長くなった時に計算の順番を間違えて正解でません。
栄翔塾では、小学校4年生の算数の教科書を見せて確認させます。
この教科書を中学生に見せる機会は以外と多いです。